手話通訳・磁気ループを使用した セミナー・シンポジウムで気をつけるポイント

セミナー運営

全ての参加者様が発表内容を不自由なく理解できるように

障がいのある方への支援機器の利活用についての研究発表として行われたシンポジウムの運営支援をいたしました。

このシンポジウムには聴覚障害をお持ちの方も参加されるため、手話通訳・要約筆記・磁気ループの補助を手配しておりました。

 

 

手話通訳と要約筆記を手配する際に気をつけるポイントは?

 

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(左:手話通訳者の写真/右:要約筆記の写真)

 

 

  • 1、手話通訳は1名につき1520

通訳者は常に両手と口と頭をフル回転させながら伝達します。1名あたり15~20分前後で次の通訳者と交代しながら進めてまいります。講演時間に応じて適正な人数を手配するようにしましょう。

 

  • 2、講演資料は早めに送る

外国語の同時通訳と同じように、手話通訳者へも準備が出来次第、早めに講演資料を送るようにしましょう。事前にどのような講演なのか予習ができるため、当日の精度が向上します。
可能なら1週間前、遅くとも3日前には資料を送れるとよいと思います。

 

  • 3、会場によっては同時に複数名で行う

手話をカメラでスクリーンに映したりしない場合は、会場の広さや使い方によって複数名の手話通訳者が必要になります。広い会場の場合は後方の席から見えにくくなってしまいます。その場合は完全自由席にするのではなく、前方の手話通訳者が見えやすい位置に専用席を設けてもよいと思います。

会場の使い方という面ですが、例えば島型レイアウトのグループ対話形式の場合は、各島ごとに手話通訳者や要約筆記者が必要になるでしょう。

 

  • 4、要約筆記は専用スクリーンで表示

今回はパソコンを使って投影しました。要約専用のスクリーン画面を用意しております。読みやすいということが第一なので、適性なフォントサイズにして、画面背景が黒に白文字という点も特徴的だと思います。

 

 

 

磁気ループ(ヒアリングループ)を使用する際に気をつけるポイントは?

 

今回のシンポジウムでは磁気ループも使用しております。当日1日限りの使用のためレンタル装置で対応いたしました。
磁気ループとは補聴器を使用している難聴の方の聴覚支援の道具で、音声磁場を作るケーブルのような装置を床にループ状に這わせて使います。そのループの中に音声磁場ができ、講演者の音声のみ正確に聞き取りやすくなる、というシステムです。

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(グレーのケーブルが磁気ループです。対象エリアをぐるっと一周しています。)

 

  • 1、準備時間を十分に確保する

専門性の高い機器のため、設置とテストに時間を要します。3時間ほど準備時間を確保できるとよいでしょう。

 

  • 2、エリアを限定し、わかりやすく表示する

会場のどこが磁気ループの範囲(対象エリア)なのかが分かるように資料やスクリーンで表示します。床を這わせたケーブルも、少し目立つようにテープなどを貼ってもよいと思います。

 

 

最後に

 

セミナーやシンポジウムでは、発表内容が参加者に伝わらなければ何の意味もありません。様々な支援機器を活用し、誰にとってもストレスのない運営を心がけて行きたいと思います。

 

 

<今回のシンポジウムで弊社が行ったご支援>

■事務局対応
・シンポジウムのWebサイト制作
・お申込み管理、キャンセル対応等の事務局窓口
・メール配信(予約開始案内、参加票案内、参加者への御礼 等)

■事前運営準備
・会場手配、申込書類提出、各種申請手続き
・受付方法、誘導方法等オペレーション設計
・台本作成
・運営マニュアル作成
・名札制作
・配布資料印刷
・手話通訳、要約筆記、磁気ループ手配、打ち合わせ
・運営スタッフ手配
・司会者手配

■当日運営
・会場設営(ステージ準備、会場レイアウト準備)
・資料配布
・受付、誘導

■事後業務
・アンケート集計
・サンクスメール配信